ファーウェイの独自OS開発はどうなる?エンジニアが読み解く中国制裁の深層(高口康太)
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注目のコメント
インターネットプラス研究所の澤田翔所長にうかがいました。
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オープンソースのアンドロイドは、グーグルが販売しているものではないので、制裁発動後もファーウェイが利用し続けることは可能です。ファーウェイが独自のOSを作るといっても、おそらくはゼロから作るのではなく、オープンソースのアンドロイドをベースに作るはずです。
――では、今までどおりアンドロイドが利用できると?
ここからが複雑な話なのですが、実はアンドロイドとは別に、GmailやGoogle Playストアなどグーグル社が提供するサービスを使う機能、Google Mobile Suite (GMS) と呼ばれる一連のソフトウェアがあります。日本で販売されているAndroidスマートフォンは、ほぼ100%、このGMSが導入された状態で販売されています。これはオープンソースではなくグーグルとの契約によって提供されているものです。GMSが制裁対象であるかはまだ不明確ですが、仮に制裁対象となった場合、ファーウェイのスマートフォンにはGoogle関連のアプリを同梱できなくなる可能性があります。