原発の代替なるか? 大規模な洋上風力発電が、ついに米国で本格稼働する
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「品質の高い電気」とは、送電線内に、計画的に、安定的に電気が一定に流れることです。
また、発電と電力消費は必ず同量である必要があるので、発電量は、電力需要を読み切った上で、同量の電気を計画的に流す制御が必要になります。
これは現在職人技により実現されています。
従って、風が吹いた/止まったで発電が不安定な風力発電の大規模導入は「電気の品質を低下させる結果」になります。
日常的に半導体生産等には非常に不利な結果をもたらすでしょうし、酷いときにはドイツのように電波時計の時間が狂ったりと家庭にも影響が出るでしょう。
風力発電は、風がやめば発電できなくなり、風が強すぎても「電気を使って」ブレードを止める必要が生じます。
従って、記事中の800メガワットは「最高でそのような感じな事もある」くらいに考えるべきです。
また、このような不安定電源の宿命としてバックアップ電源が必ず必要になります。なぜなら「風が止まった/強すぎた」という理由で停電するわけにはいきません。従って、風が止まっている/強すぎる時は、火力や原子力発電で賄う必要があります。
しかしながら、火力発電は一旦火を止めてしまうと、再稼動にどんなに短くても30分、通常1時間以上の時間が必要です。原発は10日近くかかります。その間に「想定外に風が止まった/風が強かった」という理由で停電しては大変です。
では現状ではどうしているか。
風力発電が充分な場合、火力や原子力の【燃焼は止めずに、発電機のみを止めている】のです。
いつ発電されなくなるか不明なのですから、燃焼を続けるしかありません。
従って、巨大な風力発電は、同量の発電能力を持つ火力・原発と「必ずセット」で建造する必要があります。
このような事情から、燃料消費の削減には殆ど貢献できていませんので、全く「エコ」ではありません。
確かに風力発電の技術について研究開発は続けるべきだと思います。
しかしながら公衆電力網にそのまま電気として流し込むのはダメです。
水素を生産するために用いるとかならともかく、現状技術のまま電源として普及させてはならないと思いますね。
同じ再生可能エネルギー新技術でも、高温岩体やマグマ発電等といった新型地熱発電や、ICTを活用した高度な水力発電等の、安定的かつ計画的にコントロールできる電源開発を優先すべきではないでしょうか。新しい技術が最初から完璧なはず無いのに、風力発電が『安定しない』とか『バードストライクが多い』とか批判しかできないのは、本当にさみしい。
安定しない電源を何とかコントロールしようとしている各電力会社やVPP各社の試みをどう捉えてるんでしょうね。全く無意味だと思ってるんでしょうね。
日本の電力はこれまで供給でコントロールしてきましたが、いまは需給両方からコントロールするように試みてます。
かつての日本は真夏になると、大口需要家に対し、節電を依頼してましたが、再エネの普及でほとんどなくなりました。これだけでも一定の成果はあるはずです。バックアップについても、蓄電池の導入を検討したり、VPPとしてコントロールしたりと十分な可能性を秘めてます。
バックアップ電源とかベースロード電源という言葉はいずれ死語になると思います。それくらい各社本気ですよ。少なくとも日本は。
バードストライクも確かに深刻な問題ですが、それ以上に森林伐採や地球温暖化の影響による生息可能地の縮小が余程深刻なのに、切り取ったようにバードストライクだけを取り上げるのは如何でしょう。
これに関しては鳥類研究も進まないと解決は難しく、それでも超音波機を設置するなど各事業者はよく対策してると思います。
NPは意外にもステレオタイプが多くて、毎回驚いてしまいます。風力発電の不安定さについてはすでにご指摘があるので異なった面から。
風力発電の羽によって絶滅危惧種が死んでしまうという問題が指摘されています。命を落とす動物は絶滅危惧種だけとは限りません。
また、一動物がきたらDNNで検出して歯車を止めるという試みもされています。
絶滅危惧の野鳥、6種42羽死ぬ 風力発電衝突で
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20HCA_Q5A120C1CR8000/