世界GDP、0.3%減も 米中関税拡大でIMF試算
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技術面での対立・二分化によって、世界的な技術革新の速度が乱されるとするのであれば、こうした試算では測り切れない影響が出そうですね。長期停滞論的な議論とも、つながりが出てくるのかもしれません。
IMFは以前から同じ条件で、米国経済成長率が最大🔺0.6ポイント、中国経済成長率が最大🔺1.5ポイント押し下げられるとの試算を公表してました。
米国の世界GDPシェアが24%、中国のシェアが16%ですから、この試算とほぼ整合的な内容と言えるでしょう。個人的にはもっと行くのではないかと思っている。
ARMの事例が分かりやすいが、世界経済はグローバル分業だし、産業は連なっている。どこか目詰まりをすれば、そこに供給をしているところも止まるし、新しい需給の均衡に備えるために短期的には在庫調整も発生する。
リーマンショックの時には、短期的に年率換算-10%以上になった。その前は楽観論が多かったが、輸出が止まる、在庫調整が発生する、そういうフェーズでは設備投資もしない、国内消費も落ち込むという連鎖だった。金融の目詰まりがその時は大きかったが、経済はつながっていることは軽視しちゃいけないと思っている。