【教養】ブラックホールから学べる、宇宙の「最期」
NewsPicks編集部
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特殊相対性理論の全容と一般相対性理論の概要くらいは,そろそろ高等学校の理科の課程に入ってきても良いと思うのですが.
シュバルツシルト半径は高校理科の範囲で容易に求められる.一般相対性理論のアインシュタイン方程式は,微分さえ知っていれば導出を説明してくれる平易な入門書が増えてきたので,誰でも挑戦できる.
私が感動したのは,ちくま文庫から復刻出版されているディラックが書いた「一般相対性理論 」 https://amzn.to/2HTaSMd .シュバルツシルト半径の向こう側がどうなっているのかの説明がある.ただし,この本を最初に読むと即死しますので,注意.この要約は分かりやすい。特に4つのポイントが良いですね。ちなみに、この本の著者の谷口さんは有名な観測天文学者です。今は放送大学で教鞭を取りながらなお研究生活を続けておられるはず。最近はお会いしていないですが、何度か研究会でご一緒させていただいたことがあります。声に迫力があり論理的かつ分かりやすく簡潔にお話される方です。本はまだ拝見していないですが、きっと谷口さんらしさが詰まっていて分かりやすく魅力的に書かれているのだと思います。
夜空に輝く星にも命がある。その命の誕生とともにブラックホールが誕生し、一緒に成長し、進化しながら、年老いた星を吸収して終焉を迎える。ということでしょうか。
ブラックホールについては一生懸命理解しようと思うのですが、難しい。
生命に置き換えて考えると、誕生と同時に、それを吸収するものがどこかに生まれ、一緒に成長して、老いた生命体を吸収して終わる。自分のブラックホール分身が何処かにいるのかもしれません。