リクルート、M&A投資枠最大1000億円積み増し
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リクルートはJTと並んで、今最もエクセレンスは発行体だと考えています。
リクルートは10年前は海外売上はゼロでしたが、現在は全体の50%を占め、
2014年の上場時の時価総額1兆6000億円を現在では5兆円にしました。
理由はindeedですが、5兆円のMcapのうち、このindeedが約2.5兆円を支えていると言われており、買収した2012からの売上、EBITDAのCAGRは実に153%です。買収時の売上は分かりませんが、ベンチャーならともかく、今は売上高3000億円超の事業となり、驚異的です。
峰岸社長は、
・市場に参入する場合、小さ過ぎないか?、大き過ぎないか?、そこで勝てるのか?
・買収は、自分たちにアセット含めた強みがないと上手くいかない。
・営業利益率世界トップを維持する。
・変えないことだけ(企業文化)を決めれば、あとは全て変えて良い。
と明確です。
リクルート事件以降、経営陣は自社の社会的存続の意義等を考えながら、経営を行って来ました。
経営理念にそのことが
しっかりと書かれています。3〜5年で8000億の投資枠。1000億積み増し。
在籍時、毎年1000億の借金を返済していた時代なので感慨深い数字。老舗事業の人材ビジネスのITに集中投資とのこと。
新しいことをやる会社というイメージを支えるのは、コア事業で世界を制してこそ、という感じかな。買収軍資金8千億円と日本最大級へ。
リクルートは日本企業のうちサービス産業セクターでは電通と並んで海外M&Aに最も長けた会社である。
なぜそうなのか、彼らのパタンをちゃんと調べればわかります。全企業は研究して真似るべきです。
そんなリクルートですら比較的苦戦しているアジアで是非頑張って頂きたいと願います。