宇野維正が解説する、ドレイクが年間半分近くも全米シングル・チャートNo.1奪取という偉業を成し遂げた理由
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注目のコメント
"90年代中盤にアウトキャストがラップミュージックに持ち込んだ多様なメロディとフロウのセンスと、00年代後半にカニエ・ウェストがラップミュージックに持ち込んだまるでセラピー部屋でのやりとりのような赤裸々な内面の吐露。ドレイクはそこにユーモアと親密さとソーシャルメディア時代のミーム性を加え、スタジオアルバムやミックステープやフリーの音源ファイルを問わず、誰よりも勤勉にコンスタントに曲をリリースし続けてきた。そう、ドレイクは自身に向けられた批判に対して、それがインタビューでの発言やソーシャルメディアの書き込みであっても、無視を決め込むことなく常に素早く音楽の中で反論をしてきた。その点においてだけでも、ドレイクはずっとリアルだ。"