[ロンドン 20日 ロイター] - トランプ米大統領がツイッターにイランを威嚇する投稿をしたのに対し、イランのザリフ外相は20日、「決してイラン国民を脅かすな」とツイッターに投稿し、反発した。

トランプ米大統領は19日「もしイランが戦いを望んでいるなら、それはイランの正式な終わりとなるだろう。二度と米国を脅かすな!」と投稿した。

ザリフ氏は「イラン国民に敬意を払え。そうすればうまくいく!」と強調した。

さらに、トランプ氏は、ボルトン大統領補佐官が率いるBチームに「外交を台無しにする」ことを容認したとし、独裁的な国への大量の武器売却で利益を稼いでいると批判した。米国からの最大武器輸入国であるサウジアラビアに言及しているとみられる。

米国とイランは互いに非難を繰り返しており、緊張が高まっている。

一方、米国とイランの交渉を取り持ったことがあるオマーンのアラウィ外務担当相は20日にテヘランを訪問した。ザリフ氏と会談し、中東地域や国際的な問題について協議した。国営イラン通信が伝えた。