中国、ファーウェイを全面支援 官民一体で米に反発
コメント
注目のコメント
もともと中国では最大のプライベート企業であるファーウェイは、今回の中米貿易摩擦のなかで国とべったりした緊密な関係になり、もう一回国営企業のほうがいい。国の支援は当然という風潮がやってくるか。
意外にも国と国の戦いとなると、自国エゴイズムが働き、プライベート企業でも国営のような性格を持つ。
おそらく中米対立は、イデオロギーだけでなく、技術基準、技術システムも異なるものが出てくる。世界はなかなか大同にはならないかも。もともと同じ技術を使ってよりよいものが出てくるだろうと思ったが、対立も必要であり、体制間の対立によって人類社会にとっては悪くないかも。
ただトランプのやり方ではあまりにも乱暴。ファーウェイは果たして「危機的状況」なのか?
個人的に一連の報道における、「ファーウェイはこの苦境をどう乗り越えるのだろうか。」という論調に疑問を感じています。
果たしてファーウェイにとって
・米国市場に進出できない
・米国企業との協力ができない
ことがどれだけ成長への足かせになるのか?個人的にはファーウェイは米国なしでも十分にやっていけるのでは無いかと考えています。
そもそも市場としての米国、そしてその周辺諸国はもはや魅力を失いつつあります。所得の差こそあれど、人口規模を見れば中国とインドの市場の方がはるかに巨大です。さらにファーウェイはすでに東南アジア市場を完全に抑えている。
さらに中国は政府主導でアフリカ市場を取りに行っており、ファーウェイはアフリカでも間違いなく大きなシェアをとるでしょう。
そして米国企業との協力ができなくなることについて。
こちらの方がファーウェイにとっては打撃にはなるとは思います。特にAndroidOSが使えなくなるとなると、スマホ事業はしばらく大変かもしれません。しかしそもそも中国市場においてファーウェイは米国企業の力を使わずに戦う部分も多い。
例えばGoogleのアプリはほとんど使えず、テンセントやアリババがその役割を担っている訳です。
今のファーウェイであれば、むしろこの逆境を生かしてスマホOSの内製化すらしかねません。
我々日本人にとっては、いまだに
「米国が世界の中心で、その周りに欧州と日本、そのさらに周りに中国やインドなどの「新興国」がいる」
そんな意識があるかもしれません。しかし世界の勢力図はすでに大きく変わっています。
「ファーウェイは米国に潰されるんじゃないか……?」
そんな感想を抱いているようでは、世界の潮流を見落とすことなりかねないと考えています。多くの米国の政治に詳しい方が、
単純にトランプの問題では無いと指摘している。
かつて貿易摩擦と呼ばれた日米の問題を想起させる。
市場が小さい日本は、米国には対抗せず、現地化と
国内投資を加速して、バブル景気の一旦となる。
果たして今回どの様な事になるのか、
かつて日本が言われた市場開放に踏み切るのか、
外資規制を堅持するのか、
日本との違いは、その市場の巨大さと
開発ポテンシャルの大きさだと思う。
今回の件では、中国にとってはトランプはまだ
相手しやすいかもしれない。自国民から反対が
出れば、すぐやめるかもしれない。
しかし、米国の失業率は史上最低で、トランプの
支持率も高い現状、妥協する理由は無いのでは
無いか?
今回。自動車の関税問題を延期してきた。
中国の問題で日本も同様の対応をする事を
求めるプレッシャーでは無いかと思う。
同じ事をされるかも知れない日本は、それでも
中国と良い関係を保つ必要があり、難しい対応
が迫られる。
私は、政治的な対応よりあくまでも、自由貿易
と世界平和のプリンシプルで曲げない部分を
はっきりさせるのが大切ではないかと思う。
そしてその為には、アジアやヨーロッパの他国
とも連携すべきなのだと思う。