【直撃】ジャンプを再発明する「ゼロイチ男」の正体

2019/5/20
マンガ雑誌の王様は、デジタルの時代でも決して死なない。むしろ新しいカタチに化けるのだ──。
日本でもっとも売れているマンガ雑誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。しかし1995年に653万部を記録してから、その部数は減り続けており、今や200万部を下回るようになっている。
そんなジャンプをデジタル時代に復活させるため、続々と新サービスを立ち上げている人物がいる。それが同編集部の籾山悠太氏だ。
これまで合計13個ものアプリやサービスを「ゼロイチ」で立ち上げた異端の編集者に、NewsPicksは直撃インタビュー。その内容を前後編でお届けする。
籾山悠太(もみやま・ゆうた)/ 集英社 週刊「少年ジャンプ」編集部主任。週刊「少年ジャンプ」の編集者を経て、「少年ジャンプ+」「ジャンプルーキー!」「ジャンプPAINT」など、数々のデジタルサービスを立ち上げてきた。
エコシステムへの「危機感」
──籾山さんは、ジャンプの「社内起業家」のように、新サービスを続々と立ち上げています。
ジャンプは、日本で最も才能ある作家さんが集まる場所でした。
そして連載が始まっても、読者によるアンケート結果による、熾烈な競争がある。そして何よりも、新人作家の発掘を大切にするというカルチャーがある。
そこに多くの読者が集まり、そこから新人作家が生まれる。過去には、このエコシステムが見事に機能していたのです。
しかしジャンプが今後もその役割を果たしてゆけるのか、私は危機感を覚えていました。だからデジタルな技法を駆使して、マンガを豊かにするサービスを多数立ち上げてきました。
ジャンプの「開発コンテスト」