【バレットジャーナル】「今やるべきこと」に集中する秘訣 

2019/5/21

「紙とペン」にこだわる理由

──バレットジャーナルで、「紙とペンで書く」というのは重要なポイントなのでしょうか?
キャロル 私の考えでは、デジタルとアナログは対立するものではなく、どちらも必要なものです。
デジタルは、信じられないような形で私たちと周辺の世界をつなげてくれます。地球の裏側の天気をリアルタイムに知ることもできますし、世界各国に散らばっている友人とつながることもできます。
しかし、「自分の内面世界」とつながるという意味では、デジタルはほとんど威力を発揮しません。
ある研究によれば、私たち人間は1日に5万から6万に及ぶ思考を巡らせているそうです。
さまざまな情報や思考が頭の中を超速で駆け抜けていくと、その情報量の多さに圧倒されて、多くの人がフラストレーションをつのらせます。情報過多がストレス源になってしまうのです。
それなのに、私たちは退屈な時間を埋めるために、ついデジタルに手を出してしまいがちです。