【解説】混迷から、バスケ人気爆発へ。その大いなる可能性
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2005年にリンクアンドモチベーション傘下のリンクスポーツエンタテインメントとして、複数のバスケットボールチームへの組織力強化、モチベーション向上のコンサルティングサポートをさせてもらっていました。当時はあいにくリーグとして盛り上げるというよりは、個別最適に動く各チームが独自に努力しているに留まっていました。今や、リーグとして魅力的な演出や選手の露出を含むメディアのサポートなど、全体最適で価値を高める流れに乗った印象です。このプロセスから学べることは、計り知れず、引き続き注目して紐解いていきたいと思っています。
現時点で私が理解出来る範囲では、下記によりうまく成功への運動論が醸成されていると思います。
・ビッグピクチャー: 対立軸より上位の共通目標の打ち出し
・プロセス: Jリーグ成功から得た中長期での変革ステップ
・レギュレーション: 全体最適で持続可能な制度設計
・エバンジェリスト: 田臥や富樫のようなリーグの顔の存在
・ストロングリーダーシップ: 川淵氏による勝ちパターンの移植
これらは、M&Aなどを経て多様な組織を束ねていくグループ経営にも活きるナレッジだと思います。日本のバスケット界が盛り上がっている。W杯出場に続き、男子バスケは44年ぶりとなる東京オリンピックへの出場が実現。さらに、NBAのドラフト指名が確実な八村塁選手の活躍など、歴史的快挙が相次いでいる。本記事では、日本バスケの歴史をスライド形式でざっくりおさらい。
しかし、わずか5年前、日本のバスケ界はどん底の状態だった。国内トップリーグは、NBLとbjリーグの2つに分裂状態が続き、FIBAからの勧告に応じることができず、結果、国際試合への出場禁止という制裁を受ける異常事態に陥っていたのだ。
両リーグの統一という難題に白羽の矢が立ったのが、Jリーグ開幕に尽力した川淵チェアマンだった。火中の栗を拾い、JBAのガバナンスを立て直したチェアマンの功績は計り知れない。リーダーとしてやるべきことをやりきる人生哲学に迫るイノベーターズ・ライフも合わせてお読みください。https://newspicks.com/news/2942477/bodyこれまでスポーツ界の多くは競技強化ばかりに力を注いできたが、事業面を土台に回していくことで普及、強化の効果は大きくなる。そんなバスケの先進的な取り組みを、スポーツ好きの方々はもちろん、いろんな競技団体やビジネスのヒントになればと企画しました。八村選手はNBAの1巡目指名となると、大谷翔平、井上尚弥、大坂なおみクラスのスターになっていくでしょうか。日本バスケはこれをどうプラスにつなげていくかにも注目。余談ですが、東京五輪のバスケ予選のチケットがお買い得の値段なのでオススメです。