サラダチェーン「スイートグリーン」がテック企業になりたい理由(前編)
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注目のコメント
【メニューもプラットホーム、モジュラー的】
Sweetgreenは、ワシントンDC発のサラダチェーンで、私が住むカリフォルニア州バークレーにも「西海岸初出店」としてオープンしました。他の方のコメントで味について触れているか違いますが、ていねいに店舗周辺から野菜を集めており、新鮮で野菜の本来の味を楽しむ事ができる貴重なチェーンと言えます。
店内には、季節ごとに用意されたサラダメニューもありますが、季節の野菜を組み合わせて自分のサラダボウルを作ることができる仕組みになっています。店舗の外には、「Spring / Summer / Fall / Winter」というネオンが掲げられ、季節の旬の野菜を食べようというコンセプトが全力でアピールされています。
無数の組み合わせがあるメニューの中から自分の好みのボウルを作るには、混雑する店頭だけでは時間が足りない、ということで、モバイルアプリから自分のお気に入りの組み合わせを保存してオーダーできる仕組みを実現しています。モバイルオーダーは、現在米国の飲食チェーンでは「トロいレジによる売り上げのボトルネックを回避する方法」として拡がっています。
バークレーは、米国の中でも食育の中心地で、シェ・パニーズをオープンさせた食の活動家、アリス・ウォータースが、King Middle Schoolに設けた「食べられる校庭」、Eddible Schoolyardには、米国中から研修目的で教育関係者や企業の人たちが視察に集まる場所でした。
Sweetgreenがバークレーにまず出店したことは、米国の新しい食のスタンダードに対するリスペクトがあったと見ています。