日高屋が「圧倒的に儲かっている」根本的な理由
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日高屋は意図的にマクドナルドや吉野家の近くに出店をするそうで、それはどんなに好きなものでも毎日は食べないので、マクドナルドや吉野家とのローテンションに入れてもらうためだそうです。実際、外食産業は25兆円市場ですが、トップの売上は単体ブランドだとマクドナルドの5000億円が最大でシェアは2%に過ぎないです。(会社としては30以上のブランドを持つゼンショーの売上が6000億円。)外食のもう一つの特徴は、まとめ買いしないことで、キャンペーンで安いからといって、10人前食べる人はいません。なので、割引やクーボンのキャンペーンは来店前に知ってもらって客数増にインパクトを与えないと意味がなく、来店後にお得キャンペーンを知ってオーダーされてもただの割引になります。(デザートなどのもう一品頼んでもらうためのものは別ですが。)コンビニもおにぎりの安売りキャンペーン等をよくやりますが、来店動機形成につながらないとただの割引になってしまい、実際私がコンビニチェーンに在籍していたときに、告知が不十分で客数が増えずにただの割引になってしまったキャンペーンも垣間見ました。そういう意味でいうと、最近多いアプリの見せるクーポンは、それを知ってくれて来店してくれた人だけに値引きをするので、理に適っていますね。
昨年の11月から直近4月まで既存店昨対が連続して落ち続けているので手放しに凄い!とは言い切れませんが、調理性高い業態なので食材原価は27.0%と低く、逆に人件費は35.6%と高い同業態。前期→今期での人件費は0.2%増で済みましたが、首都圏600店舗を目標とする中、ここの上昇をどこまで食い止められるかだなとも思います。
日高屋って首都圏にしか無いんですよね。
おそらく埼玉のセントラルキッチンからの距離でテリトリーを決めてそうです。
こういった所にも効率性重視の経営をしている証左なのかもしれません。