[北京/ワシントン 14日 ロイター] - 中国の王毅国務委員兼外相は13日、中国と米国は双方にとり好ましい通商協定で合意できる「能力と知恵」を持ち合わせているとの見解を示した。

同委員はロシアでの会見で米中協議について、問題に直面していると同時に重要で実質的な進歩があったと指摘した。

「これらの交渉が、中国の改革開放の方向性や中国の質の高い発展に向けた根本的な必要性に沿ったものであり、米中両国民の長期的な共通利益と一致する限り、両国の交渉団は、相互の妥当な要求について解決する力と知恵を備えており、最終的に相互利益につながるウィンウィンの合意に達することができる」と述べた。

さらに、交渉は一方通行であるべきでなく、対等なベースで行われるべきだと指摘。「他国と交渉する際中国は主権を擁護し、国民の利益や尊厳を守る必要がある。これまでわれわれが堅持してきたこうした主義は、現在も維持されている」と説明した。