エストニアで「日本人お断り」のスタートアップが増えた理由
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情報はタダではない。このことを知らない日本のビジネスマンは多い。海外のカンファレンスに行っても、インプット、事例集め好き。語学の問題はあるが、日本人から海外の人たちへのアウトプットが少なすぎる。登壇者もほとんどいない。
情報接待にもコストがかかっていること、いろいろきいて「ごっつあんです文化」は恥ずかしいからやめましょう。
そして、自信を持って、責任をもって日本から世界への情報発信を行いましょう。これの個人バージョンで「表敬訪問」とか、「ご挨拶にお伺いしたい」というものがある。
例えば講演依頼。会の趣旨をご説明させていただくと先方は言うし、対面で依頼しないと失礼だと思うのかもしれないが、講演依頼の会の趣旨も、資料でもらって5分で読めば理解できる。質問あればこちらから電話なりメールなりで聞くので、対面で1時間の打ち合わせをする必要は、あまりない。
視察もヒアリングも同様。
「時は金なり」のスタートアップには、「表敬」や「挨拶」を受けている時間はない。だって、口座に残る残キャッシュを月々のバーンレートで割れば、明確に「余命」が出るんだから。
スタートアップの余命は、3年、4年ということはない。
長くても1年半である。その限られた「生きている時間」に、みんな結果を出そうと必死にやっている。
ビジネスはギブアンドテイクである。対等なパートナーシップ、win-winの関係の構築である。
相手の時間をテイクばかりするのではなく、自分たちが何をギブできるか、考えて準備していくのは最低限のマナーであろう。以前シリコンバレー界隈で起きたことが他国でも。当然のことながら、時間は有限であり、タダではない。特にヒトモノカネが限られ、ハイパーグロースを求めているスタートアップにとっては、何に時間を投下するかは死活問題。一番ひどいパターンは聞くだけ聞いて「参考になりました!」と帰ったあと、しばらくしたら似たような機能が先方のサイトに実装されていたり…
前職でシリコンバレー(に限らずですが)のスタートアップを訪問する際は、なるべく意味ある情報交換になるように努めていた。行く前にアプリをダウンロードし、ちょっとでも使ってみる。使いにくい点や日本人からしてみたら意味わからない機能などのフィードバックをする。もしくは、日本ではこういうアプリが流行っている等の新鮮な情報を持っていく。彼ら、彼女らはフィードバックをとても大切にしており、なぜならそれがプロダクトを良くすることを知っているから。「良いサービスですね!」では足らず「ここのこういう部分が良いし、日本でも受けると思う!」等々、なるべく具体的に言ってあげるのが大事。
後に大きくなって日本に参入するといったときに、意味ある意見を言っていれば必ず向こうから声をかけてくる。それがバリューを出すということだろう。