東芝、社外取締役が8割に 外国人やLIXIL元社長
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注目のコメント
社外取締役候補の藤森元LIXIL社長はPEファンドCVCの最高顧問で、東芝の車谷CEOの個人的な人脈なのだと思います。車谷CEOはCVCの前会長でしたので。
(CVC時代に都内某バーでお二人が揃っているのを見たことがあります)リーダーシップの暴走を防ぎ、より良い方向に導くのが社外取締役の役割かと思いますが、この布陣だとそもそもリーダーシップがどこにあるのか見えないような気もします。
記事に書かれていないだけで、じつはゴーンさんのような強烈な個性のメンバーが含まれているのかもしれませんが...社外取締役について、あれこれ議論する前に、東芝の取締役会の専決事項と代表取締役への委任事項を確認する必要がある。会社経営の権限配分は、定款自治によって会社毎に大きく異なることがあるからだ。株主の権利も異なるのだが、あまり注意が払われていない(定款の定めによって異なる規定をおくことを、会社法が認める事項は多い)。
具体的な権限配分を知らずに、社外取締役について議論するのは、ムダな空中戦か神学論争に等しい。
同時に、社外取締役の責任(制裁規定)と責任限定契約の内容を見る必要がある。
実質的に「ラバースタンプ」役に放置された社外取締役に、むやみに期待するのはおかしい。
つまり、責任も権限もない社外取締役をいくら増やしても、会社の為にはならない。
やはり、日本の会社法が定める、業務執行の「決定」をする取締役会と、業務執行の「執行」をする代表取締役や業務執行取締役という、極めて哲学的ともいえる概念的な規定はおかしいと思う。
日本の多くの取締役は、業務執行者を兼任しているから、(非業務執行)取締役が何を決定し、どのようか責任を負っているかは、非常に分かりにくい。
だから、社外取締役の権限と責任も分かりにくい。代表取締役や執行部のトップの選任解任が社外取締役の主たる責務だというのなら、そう法律に明定すべきだも思う。