• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

45年ぶりにタイ直通鉄道が開通、カンボジア国境の町ルポ

日経ビジネス
40
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • badge
    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    外から見ると「東南アジア」とひとくくりにされがちですが、タイとカンボジアは全然別の国です。経済やインフラの発展度合いも非常に異なります。カンボジアという国は、小国であるという自意識を持っており、タイとベトナムという地域大国に挟まれているということに脅威を感じ続けています。タイとベトナムを牽制するためであれば、古くはフランス、あるいは日本、そして今では中国の力も借りようとします。
     カンボジアとタイは何世紀にも渡って争い続けてきました。21世紀になってからも、カンボジアでは反タイ暴動が起きたり、国境をめぐるこぜりあいを繰り返しています。カンボジアから見ると、タイが圧倒的な経済力を持つようになったことでますます脅威を感じています。
     しかし、経済の論理、特に日本や中国企業のような外部から見ると、両国の経済は統合された方が大きな利益につながります。タイは日本企業にとって東南アジアにおける最大の拠点ですが、隣接するカンボジアで安くつくれるものはつくりたい、という企業は多いでしょう。
     鉄道がつながっていなかったのも、両国の長年の係争によるものです。カンボジア政府の現在の発展の主軸は中国からの投資です。しかし、よりバランスの取れた多角的な発展を目指すのであれば、在タイの日系企業も含めたタイ方面からの投資を呼び込むことも推進した方が賢明でしょう。


  • badge
    慶應義塾大学 教授

    カンボジア・タイ国境の国際鉄道が今年の4月に開通し、タイ東部・カンボジア西部の物流を活性化させているようだ。旧日本軍の鉄道建設、敗戦と復興期のカンボジア内戦、タイ・カンボジア緊張関係という歴史的経緯を考えると、この鉄道開通は感慨深いものがある。

    国境の街・ポイペトは近年日系企業・タイ企業の進出や中国の投資など、活況を呈しているようだ。タイの人件費高騰により、タイプラスワンの格好の投資先となっている。当然ながら物流量が増加すると、鉄道・道路のインフラや通関手続きなどが慢性的に麻痺する。こうしたインフラや越境手続きを徹底的に向上させれば、投資環境は飛躍的に好転するはずだ。


  • badge
    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    タイ、カンボジア、東南アジア、中国などに関心のある方は、この記事についた塩崎さんと神保さんのコメントは必見です。第一線の研究者の方のインサイトが満載の内容。現地をミクロとマクロ、両方の視点から、かつ長期に見ているいる人たちならではの視点。記事と合わせて、お二人のコメントをみると、より立体的に見えていると思います。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか