【梅崎司】個人は組織の中で、何を大事にすれば輝けるか
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スタートアップこそ、サッカーのチームビルドから学ぶことはたくさんある。
野球との一番の違いは、逐次監督やコーチからサインが出せるスポーツではないこと。そして、フィールドに立てば、どんなスター選手がいても一人で得点を挙げることはできない。チームによって個が活かされ、個によってチームが強くなる。
戦略や戦術はもちろん大切。それなしに連携はとれない。けれど、それがあれば連携がとれるわけでもない。それぞれがそれぞれを理解し、信頼し、時には背中を預け、時には任せながら、状況を判断しながらプレーする。
まさにスタートアップそのものだ。背中を預けられる仲間と共に汗を流し、涙を流し、勝利に向かって共に進む。最高の瞬間を共有にするために。
QT:
“一人でやれることには限界があります。みんなでやれてこそ自分が生きるし、みんなに生かされます”
“チームのためを思って、自分を消したら意味がない。それぞれの良さを夢中になって出してこそ、チームのためになるし、みんなのためになる。そうじゃないと、選手自身の人生の意味がない。夢中になって躍動して、楽しむ姿こそ、みんなにとって本質だ。もちろん勝った、負けたもあるけど、夢中になることが人間として一番の成長だ”
“土台には仲間との信頼関係や、本当に緻密にやっていかないとできないプレーがあります。小さい問題を後回しにしないというか、その都度、コミュニケーションをとって解決していく。より良い方向に持っていくことを、どのチームよりできていると思います”
“このチームのいいところは、絶対個人プレーに行き過ぎない。そうなったら、チームがうまく機能しないことを選手たちがわかっているので。だからこそ、「チームのために」というメンタリティを全員が持っている”とても深く心に響く一言。ベンチャーはサッカー型の組織が多いですが、ピッチの内外で役割を変えて行く中で、自分が本当に勝負できる場所を見つけること、本当に大事ですね。
「チームのためを思って、自分を消したら意味がない。それぞれの良さを夢中になって出してこそ、チームのためになるし、みんなのためになる。そうじゃないと、選手自身の人生の意味がない。夢中になって躍動して、楽しむ姿こそ、みんなにとって本質だ。もちろん勝った、負けたもあるけど、夢中になることが人間として一番の成長だ」梅崎司選手のインタビュー中、思考の深さ、視野の広さを感じながら、個人的に中村俊輔選手を密着取材していた頃を思い出して懐かしくなりました(中村選手の家にも梅崎選手の本があるそう)。選手ってこんな風にチームやクラブ、ファン、そして監督のことを考えているんだなと新たな発見。サッカー専用スタジアム、心からできてほしい。