「パッシブ冷却」により電源を喪失しても自然冷却で安全運用できるという小型原子炉が登場
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小型原子炉へ向かうは自然な流れで将来性ある.コンピュータ,ロケット,自動車,飛行機などに見られるのと同じテクノロジーの進展.
IAEAのHPによると,SMR(Small Modular Reactors)とは出力300MW以下.
https://www.iaea.org/topics/small-modular-reactors
はじめ,新しい技術は試行錯誤と技術的な洗練の未達成から大型化する.スケールメリットを生かして単価を抑える.しかし,技術の確立とともに,徐々に,あるいは非連続的にダウンサイズする.当然,ダウンサイズした直後は単価は上がるが,一方で製造コストは下がる.小型原発の場合,原子炉を工場で製造し現地に運んで設置する.現地で建築しないので,製造コストは下がる.システムは簡素化し安全性も向上する.消費地の近く(例えば,東京)に設置できるので,送電ロスが少ない.
極端ですが,例えば,マンション数棟あるいは数百から数千世帯だけに電力を供給する超小型原子力発電装置.核燃料は製造時に入れたらそのまま取り出すことも追加することもできず,数年から10年ぐらい発電が続く.原子炉の周りは決して壊れないほど,また絶対に放射線が漏れないほど強固にする.それはサイズが小さい方が易しい.これを街中に設置する.原子炉は今後こうなるのでは?と思わせますね。
小型なら熱量も少なく、緊急時の対応も簡単。
とは言え、通常はどのように冷却しているのか、気になります。
自然対流では当然無理。
動画内では、対流と相変化(沸騰、凝縮)を用いるような説明があるので、その辺りがキモでしょうね。
熱伝達の境界層を乱流で荒らしてやるだけで、オーダーは一つ二つ簡単に上がります。その流れをどう作るか、が重要なところです。
対流では乱流は起こせません。
この流れ(というか荒らしてくれる)のに沸騰は非常に有用です。
冷却系で安定した沸騰管理ができればとんでもないことになります。最長2年のバッテリーのようなもの。
核燃料は交換できる設計なんでしょうか。
(見落としていたらすみません)
出力調整の減速材制御も全て自動オペレーションでやってくれるのでしょうか。
なんかお手軽感が出ている事に大きな違和感があるのですが
小さくても核燃料ですからね。
事故が時に汚染が起きないのか?