電車のように走るトラック 独に新交通システム 環境対策に一役
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もう目新しい話ではないですが、
自動車が電動化を進めても、発電ミックスが再生可能エネルギーに大きく変わらないと、温室効果ガス削減になりません。
https://newspicks.com/news/3856635/
それよりも、都市部は排気ガスによる大気汚染、
特にディーゼルから出る窒素酸化物削減が急務で、
その対策に電動化は大きく貢献します。
ジーメンスは発電事業と合わせて、将来的な事業戦略を練っている様に見えます。
2050年に、発電所がほぼ全て再生可能エネルギーによる発電になれば、ついに電動化による温室効果ガス削減に繋がるでしょう。
予算が80億円程度とは、結構渋い額ですね。
これでは、整備できるエリアはかなり限定的。
こういう所からも、この設備は目下都市部の大気汚染対策に見えます。ぶっちゃけた話、「非接触給電が進化すれば、道路から給電できるようにして、EVのバッテリー問題は解決される」とか言う人がいますが。
その前に、こんな架線給電のトロリー型が普及してない理由を考えて欲しいとは思います。こっちの方は技術的に大昔から実現できてるわけですから。非接触給電より遥かに簡単にできる。
少しは脳みそ使いましょう。
この記事に対しては、「カネさえかければできるよね」ってくらいです。しばらくは、こうした政府主導のインフラ側の実証が賑やかになりそうですね。
ちなみにスウェーデンでも、昨春から充電インフラ敷設道路で実証中です。
ただし、あまり続報を聞かない点と、何より先月交通省の人が「今後の動向は不明」と仰っていたことが気になっています。
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"World's first electrified public road opens in Sweden"
•ストックホルムの空港から、Post Nord(スウェーデン版日本郵政)の集配拠点までの12kmの道中2kmがelectrified public roadとして完成(公道での実装は世界初)。
•車線の中央に溝があり、そこに車両の下部からコネクターが伸びて接触する。操作は自動で行われ、車両情報をコネクターを介して道路とやり取りし、充電する権利がある車両がどうかも判別出来る。出力は200kW
•スウェーデン政府(交通省)の支援を受けて、Post Nord、DAF、大学等から構成されるコンソーシアムがプロジェクトを担当。
•Post NordがDAFの車両を用い、今後1年間、空港と集配拠点までのシャトル運行に活用。
•なお交通省は2017年12月に、充電インフラ敷設道路の計画を発行済。スウェーデンの交通量の7割を占めるストックホルム・ヨーテボリ・マルメの3大都市間(1,365km)を充電インフラ敷設道路化する計画。交通省は、今後2-3年以内に、より長距離(20-30km)の実証道路を作る予定。
•技術開発者曰く、「スウェーデン内の20,000kmを充電インフラ敷設道路としたら、40km航続距離分のバッテリーがあれば電欠しない計算」(注:国道の総延長距離が21,289km)
•また、「架線型充電(2016年からシーメンスとScaniaが実証中。トラム化のように電線から充電する方式)は、大型の車両しか対応できないが、この方式だと小型の商用車も活用できる」。
•コンソーシアムの代表者曰く「本技術は5-10年程度の近い将来に商業化されるだろう」「諸外国政府が運輸の脱化石燃料を検討するなら、充電インフラ敷設道路以外、解は無いと気づくだろう」
https://www.thelocal.se/20180413/worlds-first-electric-road-opens-in-sweden