米、全輸入品に追加関税を検討 中国反発必至、対立深刻化
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合意間近と感じられた交渉が土壇場で決裂した最大の要因は、中国が“国家資本主義”を維持しつつ米国を凌駕する力を蓄える中国製造2025の構想、その基盤である巨額の国営企業への補助金と技術移転の強要を、経済に陰りが見え始めた兆候が見えないでもない米国の足元を見て実質的に拒否する方向に動いたことにありそうに感じます。
戦争は、当面の経済的な損失は覚悟のうえで、将来の国家の威信と勢力、それがもたらす経済的な利益を争うもの。ここまで来れば、貿易戦争もたぶん同じでしょう。中国国内で活動する米国企業や中国を経由して間接的に米国に輸入する米国企業への影響をどう見るかは別にして、米国から中国への輸出は中国から米国への輸出の4分の1程度に過ぎません。関税という強力な武器の使用余地は米国側が圧倒的に有利です。この先は、不謹慎な言い方ではありますが、経済的なマイナス影響を前にどちらの国の国民に先に厭戦気分が広がるかが行方を決めそうな・・・ (・_・; ウーン知的財産権の保護、輸出企業への補助金禁止等、アメリカが要求している事項が自国至上主義で理不尽なわけではなく、自由で開かれた経済のためには当たり前の事項なので、むしろ反発する中国の方がおかしい、という論調がないのが不思議。