米国の「家族介護士」 給料をもらい大切な人を世話する意味とは
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この考え方素晴らしいですね。
家族を介護から解放するために他人が介護する介護事業が存在するというのが一般的なたてつけですが、職として給料を発生させれば、家族も介護に意義を見出しやすいのではないかという発想。
介護職が不足する日本でも使える部分があるかもしれません。
しかも介護から解放される時間も制度として別途設けられているという点もポイント。介護はプロに、家族は愛を。
家族から介護を解放し、介護を社会化する流れで介護保険制度など整備されてきた中で、それでもまだ「家族だから」という認識は根強くあるように感じます。
近年介護離職の問題も顕在化してきましたが、これから介護人材の不足が課題である中、難しいハードルもありそうですが、、家族への介護給付されるという形も1つの選択肢としてあっても良いのかもしれません。介護保険制度成立過程の議論で家族介護に給付を出すという案はありました。
しかしながら、当時の介護保険制度のミッションにな女性を中心とした家族介護者を介護から解き放ち、介護を社会化するという狙いがありました。
その中で家族介護給付を断行すると、それまでとなんら変わらない、女性家族を介護に縛り付ける!という反対があったと言います。
介護保険制度が成立して約20年。財政逼迫と介護需要の増大を背景に、結果として家族は無給の介護に未だ縛られつつあります。
介護労働者不足が課題視される中、今一度家族介護給付の是非を問うことは必要かもしれません。介護労働者の採用や開拓に対する予算を振り向けるなど実現への策はあるかもしれません。
お隣の韓国では家族介護者に現金給付をするという制度もあります。
しかしながら、女性や高齢者の労働人口が増えつつある中、この政策はその流れにブレーキをかける恐れもあります。