武田薬、ドライアイ治療薬事業をノバルティスに売却へ
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注目のコメント
経営戦略は私の専門ではないので、医学的なところだけ。
今回売却したXiidraという薬剤は、LFA-1と呼ばれるタンパク質を標的としたユニークな薬で、リンパ球と呼ばれる免疫担当細胞の表面にあるLFA-1に作用して、炎症を抑える目薬のようです。
この作用機序を持つ薬剤はほかになく、今のところは唯一無二です。
そのような薬剤の特性を考えると、目の治療薬の世界で薬を豊富に取り揃え、目薬のリーディングカンパニーであるノバルティスが手をあげるという流れに、違和感はありません。買収金額約6兆円に対して1割弱の金額と、小さくない。
下記は買収に関する説明会の資料だが、スライド11の承認薬・パイプライン一覧では、眼科領域はひっそりと一番下に記載があるだけ。またスライド⑫でも「その他」にまとまっている。そういう意味で規定線だとも思う。
http://bit.ly/2FfQhC8
