ウーバー上場で大収穫、ソフトバンク出資の舞台裏
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以下、Uberの各主要投資家のリターン率です。
・First Round Capital
投資額：$1.5 million（約1.5億円）※分かりやすく$1 = 100円換算
リターン額：$2.6 billion (約2,600億円)
リターン率：173,200% (9年間)
・Lowercase Capital
投資額：$2.45 million (約2.45億円)
リターン額：$2.05 billion (約2,005億円)
リターン率：84,000% (9年間)
・Founder Collective
投資額：$100,000 (約1,000万円)
リターン額：$300 million (約300億円)
リターン率：300,000% (9年間)
・Benchmark
投資額：$29.5 million (約29.5億円)
リターン額： $850 million (約850億円)
リターン率：27,000% (9年間)
・SoftBank
投資額：$7.67 billion (約7,670億円)
リターン額：$10.4 billion (約1.04兆円)
リターン率：36% (1.5年間)
個人投資家
・Jason Calacanis (ジェイソン・カラカニス)
投資額：$25,000 (約250万円)
リターン額：$272 million (約272億円)?
リターン率：1,087,900%?
・Alfred Lin
投資額：$94,000 (約940万円)
リターン額： $197 million (約197億円)
リターン率：210,000%
SoftBankは、額は大きいですが、リターン率で見ると、アーリーステージのベンチャーキャピタルが圧倒的ですね。エンジェル投資は夢があります。Google Ventures, KPCB, Goldman Sachs, Menlo Venturesなどの、他のUberの投資家のリターンも時間があったら載せようと思います。昨年、パリに行った時、空港からウーバーの運転手の新型スポーティータイプ・ベンツでホテルまで移動した。
運転手の青年はベンツを自慢して、帰路では（携帯電話番号を教えてもらったので帰りも使った）、オートマチックな加速を伴う車線変更のデモを見せてくれた。
ウーバー、今から振り返ってみると、この時価総額の大きさは「未来を作ったこと」の賜物、という一言に尽きる。困難があり、各国の規制に阻まれ、守旧勢力に妨害され、色々なことがあっても、不屈の姿勢で勢力を拡大していった。
未来を作ることは、多少は憎まれることでもある、ということも示している。
すばらしい。
後記。あ、今思い出した。彼は正確に言えば、ウーバー登録のドライバーではなくて、空港で客待ちしていた際に「UBER 」という看板を掲げていた、実のところ個人営業のドライバーだった。まあ、そういう派生ビジネスも生んでいるということで。パワーゲームで大口の出資がほとんどになっている分、IPOしても株価に影響あって中々エグジットできないから、評価額の上昇分をビジョンファンドのIPOによりキャッシュ化しようとしているのだろう。ほんと、ソフトバンクの投資ストラクチャーはフロアが上下に入り組んだ高層タワーのようだ
