この連載について
不動産業界にもサブスクリプション化の波が押し寄せている。住宅分野では、月額制の住み放題サービスが出てくる一方で、働く場所はシェアオフィスが急速に拡大している。こうした中で、誰しもが悩む「持ち家を買うべきか、賃貸に住み続けるべきか」を考える基準も大きく変わる。新時代における「持ち家vs賃貸」論争の「最強の結論」を探る。
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国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
業種
プライベート・エクイティ
時価総額
13.2 兆円
業績
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当社のミッションは「多様な価値観を多様なまま許容できる社会のインフラをつくる」としています。
多くのSaaSモデルのサービスと異なり、リアルアセットは時間もお金もかかります。ネットワーク効果は簡単でない。さらに、住宅の場合、賃料にしても、ローン返済にしても、普通は毎月定額です。近頃、サプスクが流行語になっていますが、住宅市場においては新しい概念というほどではありません。少しIT化が進んで使い勝手がやや良くなるくらいでは、付加価値はそれほど感じないかもしれません。書面の交付を義務付けている現在の法制は過剰な面もあるとは思いますが、1日の多くの時間を過ごし、大きな金額を払うのにサクサク契約してしまうのは、簡単にメインストリームになるものでもないと覚悟をしています。
ただ価値観の変化の中で、ホームデベの普通の戸建てを買うでも、こだわりのデザイナーズ戸建を地元工務店と作るでも、マンション・アパートを買うでも借りるでも、それぞれの価値観と人生のステージにあわせて選択すればいい。私たちは、その選択肢の1つになるつもりです。
1ヶ月ホテルに滞在することは、”泊まる”でしょうか?”住む”でしょうか?結果として2年間同じホテルに滞在し続けることと、毎月1週間だけ田舎に帰ってきて地元と触れ合う生活を10年続けていることは、どちらも”住む”と言えないでしょうか?
現在の法制は、明確に両者を分けようという解釈が多いです。そして、ビジネスにおいてもそれがメインストリームです。文字面を捉えた解釈ではなく、これから”泊まる”ことと、”住む”ことの境界線は少し曖昧でもいいのでないかなと私は思っています。
短期間でどうにかなるビジネスではありません。価値観の変化の加速も必要になる。しかし、持続可能な社会において、移動可能なソリューションはこれからもっとあってもいいと考えています。
ヒト、家族が場所に縛られず、これだけ便利になった世界を移動しながらも享受できる未来になった時、ヒトは何を感じ、何を想うのか?
1つずつ着実に作り上げていきたいと思います。
3社とも異業種からの参入組です。不動産をよく理解しながら、従来の不動産とはまったく違う発想とアプローチでこの市場を作ろうとしているのが非常に面白いです。
不動産市場では、ソニー不動産が仲介の「両手取引」を行わないという方針を引っさげて参入したものの、業界ではイマイチ広がらなかった過去があります。これを住宅のサービスと同じ目線で見るのは危険かもしれませんが、それくらい、新しいサービスなどに対して保守的な面があるのが不動産業界です。
こうした業界の慣習にとらわれない、新しい企業の躍進をこれからも追いたいと思います。
その本質はハードではなく、ソフトウェア、OYO Passportはまさにその原型ではないかと。移動(Uber)、食事(Uber Eats)、洋服レンタルも掃除や洗濯などの家事サービスも全てサブスクでパッケージ化されたライフサポートサービス。これら全てソフトバンクのモバイルからオーダーと決済が可能で、生活に纏わるあらゆるリアルデータが蓄積される。これをOYO物件以外の住人にも販売していくのではと、勝手に想像が膨らみます。
引っ越しマニアにとっては、「2年縛り」が消える。
「OYO LIFEは何が新しいかというと、スマホで契約が完了する」
不動産屋めぐりからスタートし、保証人の印鑑も必要だった顧客体験から、スマホで完了へ。
選択肢が減っても、一定量と質の担保を感じることができれば、余計な時間がかからず、UXの心地よさを選ぶ人は多そうです。
ですが、使わない。使えないと書いたほうが適切かもしれません。やはり、住む場所を転々とするというのは、子供がいると不可能。学区がありますからね。同じ様に考える人が大多数だと思います。そう考えると、このサービスの対象は親元離れてから子供を産むまでの期間しかない訳です。もちろん、その期間は人によってバラバラですし、誰もが子供を産むわけではありませんが、平均すると利用期間は決して長くないと思います。それだけの期間を対象にサービスを行うのって、正直大変だと思いますよ。
家は必ずしも一つに限らず世界中に「ただいま」と言える拠点をいくつも持つライフスタイルがこれからの豊かな生き方のスタンダードになっていくと信じています。
黎明期でもありますし、個人的にも、競合しあうというよりは共存しあいながら伸びていってほしいサービス。
「不動産のセレクトショップ」であるR不動産や、コーポラティブハウスのアーキネットのように、過度にスケールせずとも、エッジのきいた住まい方を日本に広げていってくれることを期待しています
住宅にそれが広がると、おそらくそこに食も含まれたサービスが出てくるでしょう。
その場合、コンビニやスーパーとの連携が思い浮かびますが、実際に利用する人は生活の質にもこだわる層も多いでしょうから
地場野菜や産品、さらに管理栄養士などによるキュレーションされた食材セットの配送などいろんんなパターンが考えられるなと思いました。
初めて知りました。
地域になじむことを押し出す施策が多いHafHと
非日常を提供するADDressの戦略の違いで考えると
どう利用者層が分かれていくのか、或いは共存する
マーケットとなり得るのか少し注目したいと思います。
OYO LIFEが見据える先が不動産サブスクのはるか先であることを知り、
かなりその魅力にとらわれています。一方でだからこそ、
多くのハードルを抱えてる事業であることも知れたので
どのようなストラテジーを取っていくか注目したいです。
橋場さんが書かれているように、結婚したり、子供ができれば、このような生活はできないので、ユーザーが限られますね。堀江さんみたいに家族を持たず、ホテル住まいを続ける方であれば、対象になりますが。
とはいえ、住民票や免許証に記載してある住所がないと、スマホの契約すら、できませんし、メルカリもできないのでは?毎回、住所変更すればよいのでしょうが、それも現実的に難しいですよね。最長1週間しか住めない物件の場合。となると、実家みたいな拠点が必要になりそうですね。。