マレーシア中銀、政策金利を25bp引き下げ 約3年ぶりの利下げ
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マレーシアでは、年間の経済成長率が4.3%になったとしたら、成長率の鈍化といえます(2018年は4.7%)。
景気の低迷が予測される要因としては、やはりまず中国の景気低迷です。すでに、マレーシアからの輸出は2019年に入ってから減少傾向が見られます。主な輸出品目である機械部品も減少していますが、パームオイルや天然ガスといったコモディティの輸出も減少傾向にあります。マレーシアが約3年ぶりの利下げとのことです。アジアで考えると、中国は年始から預金準備率の引き下げを進めており、インドも2月と4月に利下げをしていますが、記事にもあるように1月以降米国の金融スタンスが実質的に様子見に入ったことで、中国景気の減速や米中通商対立に伴う不確実性に対応して各国が利下げをしやすい環境にあることは間違いなさそうです。
市場で予測されていたためか、マレーシアリンギットの対ドル相場、マレーシア株式市場の反応は小さいようです。