(ブルームバーグ): ソフトバンクグループが投資業務の強化のため1日付で新設した投資戦略統括CSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)室長に、ゴールドマン・サックス・グループ出身の長尾至氏が就任した。

7日に発表した。CSOの佐護勝紀氏の業務執行を支援する。長尾氏のソフトバンクGへの入社は4月。ゴールドマンでは戦略投資部に在籍し、投資会社ヤマトキャピタルパートナーズへ移籍した後は日本でパートナーを務めていた。

同社は2018年6月、ゴールドマン・サックス証券やゆうちょ銀行で副社長を務めた佐護氏を投資戦略を統括するCSOに起用。今年1月にはゴールドマンのマネジングディレクターで、ゴルフ場など自己資本投資に携わっていた木本啓紀氏を新設のリアルアセット投資部の責任者として採用していた。

ソフトバンクGは投資事業を拡大するため5月までに約10人を採用する計画である、とブルームバーグ・ニュースは4月に報じた。ゴールドマン出身者のほか、投資銀行やプライベート・エクイティ・ファンド、コンサルティング会社から起用する考えとしていた。

(2段落に長尾氏の経歴などを追記します.)

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