[2日 ロイター] - 米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は2日、CNBCのインタビューで、自身が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>の株式を初めて取得したことを明らかにした。

株式を購入したのはバフェット氏ではなく、投資マネジャーのトッド・コームズ氏とテッド・ウェシュラー氏のどちらかで、詳細はバークシャーの株式保有に関する今月の四半期報告で明らかにされるという。

アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の指導力を長く評価してきたバフェット氏はCNBCに対し、アマゾンについて「ずっとファンだった。(株式を)購入しないできたのは愚かだった」と語った。

バフェット氏のアシスタントは現時点でコメント要請に応じていない。アマゾンも同様の取材に応じていない。

バークシャーによる株式取得が明らかになると当該企業の株価は上昇することが多い。

コームズ氏、ウェシュラー氏による株式取得がきっかけとなり、バフェット氏が結果的に大規模な買収などに踏み切った例もある。

また、アップル<AAPL.O>株への投資は両投資マネジャーのどちらかが2016年に始めたが、バフェット氏が株式を買い増し、現在では2億5500万株超(約530億ドル相当)と普通株への投資としてはバークシャー最大となっている。

バークシャーは4日に年次株主総会を開く。