EV電池、官民で7500億円投資=仏独が共同生産、アジア勢に対抗
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無理でしょうね
金で技術は解決できません
太陽電池は、米独日豪に技術蓄積があり、半導体製造装置メーカーが薄膜系製造装置を供給可能だったので、高価格FITで市場の不確実性が消えた瞬間に、国際投資競争となり、国家資本主義の中国が覇権を握りました。
リチウム電池は、旭化成の実用化、ソニーの商業化で日本勢にアドバンテージがありました。
単純なモジュラー・アーキテクチャではなく、正極負極電解質セパレータの相性やパッケージングの擦り合わせが必須の技術だからです。
90年代後半から、韓国の技術吸収でフォローアップが始まり、今では価格性能比で中国勢が台頭しています。
果たして、仏独にどれだけの製造技術の基礎があるものでしょうか?金出せば追い付けるというのは、政策的ポーズ、あるいはイリュージョンに過ぎないでしょう✨電池は今からでは厳しいような印象を受けます。
元々、日本のソニーや旭化成などとアメリカのアルゴンヌ研究所などが基礎開発をリードして魔の川・死の谷を越え、ソニー、パナソニックやサムスン、LGの電池メーカーがダーウィンの海を渡しました。今は中国のATL・CATLやBYDが追随し、Teslaや中国の自動車メーカーが米中のマーケットを広げています。
VWなどはEV投資に積極的ですが、LGやSK、CATL等の中韓の電池メーカーから購入しているだけです。既に日産も自社から電池メーカーであるAESCを切り離して中国資本に売却しており、電池開発の難しさを感じる事業ステージの変化が起きています。
ここから電池で競争力を持つ可能性があるとしたら全固体でしょうが、それも日米韓に遅れている印象です。どうなるか、楽しみです。EVに関する課題は山積していますが、一番の問題はコストとサイズの兼ね合いだと思っています。いくら高い技術を持っていても車という空間に載せる事の出来る”サイズでなければいけないのではないでしょうか…それをお客さんに買ってもらえる値段内に収める事に皆が苦心されているのだと思います。
仏独が日本に比べ環境問題に関心の高い市場を持っていることは言うまでもありませんが、社会実験の場が中々見つからない我が国の昨今の特性を考慮すれば、ただ胡座をかいて座っているだけではいけないと感じます。