アリタリア航空機 機体揺れ乗務員3人けが 乱気流か
NHKニュース
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ニュースと関連して。機内で緊急の医療行為が必要とされるIn-flight medical emergencies(IME)は平均600フライトあたり1件の頻度で生じると言われています。
昨年、はじめて世界の航空旅客数は40億人を超えました。常時5000機以上の飛行機が飛び、1日1000万人もの方が飛行機を利用する世界です。計算すると、毎日約1000件ものIMEが発生していることになります。
しかし、仮に医師が乗り合わせていても、このIMEに快適に対応できる医師はほとんどいません。そのような訓練を受けたことがなく、対応の仕方がわからないのです。機内にはmedical kitが搭載されますが、医師が乗り合わせていなければ、CAさんがそれを使用することは許可されていません。
このような事実が明るみになることはなく、皆平然と飛行機を利用しているわけですが、実際には国際線ならば密閉空間で10時間以上の時を過ごすということもまれではなく、医療的安全性がより担保される必要があるものと考えます。そのようなことの認知と訓練の場を、少しずつですが広げていきたいと考えています。あんまり本記事には関係ありませんが、山田先生のコメントにつられて、、、
JAL/ANAの国際線は医師登録制です。
ちょっと謎制度なのと、日本では機内での医療行為においても賠償責任があるとされています。
https://newspicks.com/news/3680861/
ただ応召義務はあるものの、基本的には非番ですので診察義務は問われない可能性が高く、もし診れない状態であれば断れます(例えば飲酒など)。