ゼロ金利でも貯金が増える日本人の不思議
コメント
注目のコメント
デフレで相対的にカネの価値が上昇していくのだから、おカネを貯めるのは合理的です。
一方で、貯金の無い世帯は急速に増加中。
1000兆円だと指摘しているのは、貯金ではなくて「銀行預金」なのでは?
日本の通貨の8割以上が銀行預金。
政府は今のところ財政赤字を続けているのだから、銀行預金は増えますよね。
政府が国債を発行すれば、同額の銀行預金が発生しますので。
同様に、この記事は銀行預金に関して誤解しています。
>>国民が持っていたお金を銀行に預金として集め、集まった資金をこれから頑張って事業を興そうという企業に貸し出しというかたちで銀行が融通する<<
まず、これは嘘。
先日の国会で黒田日銀総裁が答弁したように、「銀行は元手が何も無い所から、突然、借りたい人に融資できる。融資した時に銀行預金が生じる。」が正しいです。
このあたりの誤認に基づいて記事を構成しているため、突っ込みどころが満載になってしまっています。
追記:
当該企業が資本形成に投じる事を訴えかけ、その企業の未来を応援するために出資するなら確かに「投資」であり、その結果としてインカムゲインたる配当を得る事は適切だとは思う。
しかし一方、単なる金儲け目的でしかもキャピタルゲインによる収益目的ならば「投機」ではないか。
特に国内企業は資本形成(人的も含む)を目的とした投資などは控えており、人件費削減により過去最高収益を出し続けている。
従って、現在の株式保有の目的の殆どは「人件費を削減して配当を増やしつつ、自社株買いや花火で株式を上昇させよ」と言う活動を増長するものだとも言える。即ち投資ではなく「投機(ギャンブル)」。
言葉は適切に用いたいものだ。
資産運用の手段のひとつとしては適切だとは思うが、そもそもデフレで金融資産を保有する国民が少なくなっている。戦時中の軍資金を増やすべく、国が貯金を推奨して以来、日本は貯金が美徳とされる空気となった。だから、幾多のキャッシュレスサービスが破格のキャッシュバックキャンペーンをやってもキャズムの向こう側の8割の人たちは全く反応しない。お得であっても、面倒という壁が厚く動かない。モッタイナイ。元号も変わることだし、教育を見直して日本の金融リテラシーを高め、あたりまえという空気を一新すべきタイミングですね。
やはり節約の要因が大きいですね。
似たような現象で、景気が悪くなるほど財政赤字は拡大しますが、それ以上に民間部門の支出性向が低下するため、結果としてisバランス的に貯蓄超過幅が拡大し、財政が悪化しても長期金利が下がるというのがこれまでの日本です。