【対談】人工流れ星は、日本に「夢」を与えるか

2019/4/30

2020年、世界初の"星"が舞い降りる

今年1月18日、世界初の「粒」を積んだロケットが宇宙へと飛び立った。
人工流れ星ーー。
その名の通り、人工的に夜空に流れ星を再現するものだ。上空約400キロメートルの軌道にある小型衛星から、直径約1センチの粒を放出し、それが大気圏に突入して燃え尽きるタイミングで4色に光り輝くというものだ。
この夜空を舞台にした世界初の人工流れ星は2020年に瀬戸内で見られる予定だ。
一方、この壮大な取り組みにインスピレーションを受けた小説も登場した。今年3月に発売された「流星コーリング」は、人気バンドWEAVERのドラム、河邉徹さんが2020年の広島を舞台に、人工流れ星を題材にしながら、高校生たちの恋愛を描いている。
NewsPicksは、人工流れ星を開発したALE創業者でCEOの岡島礼奈氏と、河邉氏による対談を実施し、起業家と音楽家による「人工流星」への思いを語ってもらった(全2回)。
──1月に、人工流れ星の粒を載せたイプシロンロケットの打ち上げが成功しました。
河邉 まずは、打ち上げ成功おめでとうございます。当日ニュースで見ていまして、本当に感動しました。