[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの111円半ば。連休前の調整売買が中心で、方向感に乏しい展開となった。

ドルは午前の取引で一時111.45円まで下落。前日海外でつけた2週間ぶり安値に迫った。市場では連休を控えた輸出企業の売りが出たとの指摘があった。

しかし「下値での買い意欲も根強い」(トレーダー)といい、そうした売りが一巡した後は反発。正午前に111.79円まで切り返した。

その後は持ち高調整と見られる売買が交錯し、一進一退となった。

ドルは前日に111.37円まで下落。4月11日以来約2週間ぶり安値をつけた。

市場では連休中、日本勢が不在で薄商いとなるため、瞬間的に円が暴騰する「フラッシュ・クラッシュ」の発生が警戒されている。

だが、1月にも円が暴騰して被害が広がった経験からか、個人投資家は「1月に比べると円売りポジションをため込んでいない。円買いを仕掛ける側の投機筋も、やりづらいのではないか」(FX会社幹部)という。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.66/68 1.1138/42 124.47/51

午前9時現在 111.53/55 1.1133/37 124.27/31

NY午後5時 111.62/65 1.1130/34 124.33/37

(為替マーケットチーム)