「996問題」に見る、中国「野蛮な成長」の終わり ~遠ざかるチャイナドリーム
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注目のコメント
「これからの中国は、まさに日本の社会がたどったように、安定成長の下、緩やかに「低欲望社会」に向かっていくだろう。」(記事抜粋)
筆者は基本的にネット情報を集めて論じられていますが、実際に996の状況で働いている人たちに話を聞いてみると、逆に「成功したい!」「金が欲しい!」という強い「欲望」を持っている若者が多いです。働き過ぎは反対。健康リスクが上がり、組織全体や社会全体の持続可能性に支障が生じることから良くない。
自分の健康リスクなども抱えてでも学びたい人は、ソフトウェア業務受託などの道もあろう。
ジャックマーと同じようなタイプにとっては良いことだろうが、万人にとって素晴らしいかどうかは別問題だ。中国でいま論議を呼んでいる「996問題」。今年3月、若いプログラマーたちがこの問題を告発する自主サイトを立ち上げ、一気に注目が集まりました。カリスマ経営者たちが「996擁護論」を語ると若い世代の批判が殺到、いわゆる「炎上」状態となる前代未聞の事態に。中国の若い世代から見た「成功の意味」が大きく変わったことを意味しています。今回は、まさに日本の社会がたどったように、安定成長の下、緩やかに「低欲望社会」に向かっていくであろう中国について、田中信彦氏が語ります。