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米露間の新START後継条約の目処が立たないなか、中国を引き入れて米中ロ3カ国の多国間核軍縮条約の成立させるのは至難だ。ロシアは新START基準以下の削減には消極的、中国の戦略核はそもそも弾頭数・運搬手段・核ドクトリンのどれもが不透明な状態だ。少なくとも対称的(symmetrical)な軍縮はありえない。非対称的(assymetrical)に米露中(例えば1:1:0.3)の配備を決めることは、中国には受け入れがたいだろう。さらに、中距離核を含めれば、ロシアはINF条約違反といわれたミサイルを開発・配備中、中国のミサイルの主力はINF基準の中距離ミサイルだ。しかもこれらの戦力は米中露の中で完結せず、多くの他のアクターをも対象とする。これだけ複雑な構図を「新たな核軍縮」という枠組みでくくれるとは考えられない。
色々と問題のある米露間の新START条約が2021年に期限を迎えるので、その前に米露に中国を巻き込んで新たな核軍縮の枠組みを作ろうというものだろう。核軍縮と言えば聞こえは良いが、実際は米露が独占してきた戦略核を米中露で独占することになるだけだ。
以前から指摘されていたことではありますが、ロシアの原子力巡航ミサイルや原子力核魚雷といった「エキゾチックな」新型兵器は、こうした新たな核軍縮枠組みを作るための交渉のチップだったのではないかと思います。
しかしアメリカが新たな軍縮枠組みを作ろうとすれば、ロシアはミサイル防衛システムにも配備制限を付けるように主張することはほぼ確実であり、なかなか合意は難しいでしょう。
記事タイトルは「……核軍縮検討か」というものだが、まだ何も具体的なものはないだろう。日本では、アメリカの大統領が少しでも何か言えば、あるいは何か言ったと伝えられれば、すぐにニュースになる。だが、もっと広い視野を持つことが必要だ。
中国を巻き込もうというのは INF離脱の時から変わらず。
アメリカは核兵器の質の向上に投資することになっているので中露が簡単には乗ってくる話ではない。トランプの思いつきには振り回されないだろう。貿易でも安全保障でもトランプの外交政策に一貫性はない。
安倍総理が、二階さんを幹事長に据えたのと同じような匂いがします。

あとは察してください。
中米露との新たな核軍縮合意を目指すよう命じたとのこと。
核軍縮は、文字通り「縮小」であり、「禁止」ではない。あくまで核保有国の優位性を保つための方策でしかないのですよね...