[24日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター<F.N>は24日、電動ピックアップトラックの製造を手掛ける新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブに5億ドル出資することを明らかにした。

フォードは詳細には踏み込まなかったものの、リビアンの車台を活用し、北米で新型車を生産する見通しを示した。また、今回の出資に伴い、フォード・オートモーティブ部門のジョー・ヒンリクス社長がリビアン取締役会に入る。

リビアンの企業価値は明らかにされていないが、投資家向けウェブサイト、ディールルーム・ドット・コムは50億─70億ドルと試算している。

フォードのハケット最高経営責任者(CEO)は、リビアンへの出資によって、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>とのEV生産などでの提携に影響が及ぶことはないと語った。

EV大手テスラ<TSLA.O>と競合する可能性があるリビアンを巡っては、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>も今年2月に7億ドルを出資。アマゾンは今週、クラウドベースの輸送サービスでフォードと提携する計画を発表した。ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>もリビアンへの出資に関心を示していたものの、協議は物別れに終わったと報じられていた。

*内容を追加しました。