JAL勤務時代、通勤時間の「趣味の読書」が自分を助けてくれた
2019/5/2
読書人生の始まり
日本航空(JAL)に入社して15年目、サラリーマンとしては順調に出世して課長補佐になっていた松山真之助さんは、自ら生活スタイルを一変させた。1993年、39歳の時である。
千葉県の八千代市に自宅を購入、東京品川にある天王洲アイルの本社に通い始めたのだが、ラッシュ時間帯になると通勤に2時間近くかかっていた。
すし詰め状態の満員電車を避けるため、松山さんは4時58分の始発で通勤を始めたのだ。これならば会社まで座って通えるうえ、電車が遅れることもないから6時半には会社に着ける。
もちろん「時差出勤」という言葉などない時代の話である。余裕ができた松山さんは電車内で読書を始めた。それが3000冊に及ぶ読書人生の始まりだった。
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この連載について
人々の価値観が多様化し、複雑化する現代社会。教育改革実践家の藤原和博氏は、そんな時代に「希少性のある人材=稼げる人材」になるためには、「3つの分野で100分の1の希少性を獲得し、その掛け合わせで100万分の1の存在を目指すことが大事」と語る。
とはいえ「具体的にどうキャリアを掛け算すればいいかわからない」という人も多いかもしれない。
NewsPicksは藤原和博氏とコラボし「ミリオンズ」という連載を開始。本連載では、編集部が「100万人に1人の人材( The Millionth/ミリオンズ)」だと評価した人物を、ジャーナリストの磯山友幸氏、ライターの川内イオ氏が取材。彼らはどのようにして「100万人に1人の人材」になったのかー。
時価総額
8,262 億円
業績

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