自動車大手。ルノー、三菱自動車との連携により事業の効率化を図る。電動化推進を2030年までの長期ビジョンに据え、ラインナップ拡充に取り組む。運転支援技術やコネクテッドカーシステムにも投資。
時価総額
2.42 兆円
業績
Renault possesses a global alliance of automotive manufacturing, financing, and sales operations.
業績
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親子上場の状態にあることは、日産の少数(一般)株主にとっては大株主との利益相反の状態にあることを意味する。本来であればルノーが日産を完全に支配する形での経営統合の方が当該利益相反の解消に繋がるものだ。とはいえ、なぜルノーがそれをしないかと言えば、いまだ日本に大きな基盤がありルノー=日産の企業価値創造の大半を担っている日産の役職員のモラルの問題、雇用を巡る政治的な問題などを慎重に見極めているからに他ならない。
日産側にも、今時点の取締役会構成なら、ルノー株の買い増し(10%以上買い増せばルノーの議決権が消える)とか、授権資本の範囲での増資などの対抗手段はあるが、お互いが最終兵器を持ち出していがみ合うと、結局アライアンスの実が上がらなくなって元も子もない。平凡な結論だが、有効裏に話し合い、相互が納得できる解決策を模索する以外にないのだ。
なお、余談ながら付け加えると、日産のガバナンスがなっていないとのコメントがあるが、少し違和感がある。ガバナンスがなっていなかった根本的な原因はルノーによる親子上場状態の放置である。それ故にゴーン氏に誰も口が出せなくなっていたわけである。それによって生じている少数株主との利益相反をどう解消するかだが、完全子会社化以外にも、もちろん手段はある。
日産がゴーン氏を追い出した後の戦略的シナリオを描いていれば、これからバチバチやって対抗案を出して、ルノーに対抗案を認めさせるしかありません。
それは、経営統合しない方が、大株主のルノーにとって得策だと認めざるおえない案である必要があります。
西川さんの腕の見せ所ではないでしょうか?
ちょうど4/14に統合議論に日本政府関与かという仏紙の報道があった(④)が、ここらへんの駆け引きもあったのだろうか。
①https://newspicks.com/news/3806588
②https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041201216&g=eco
③https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041500926&g=eco
④https://newspicks.com/news/3823677
ルノー=日産の関係を見てもわかるとおり、スタートアップではなくてもどんな資本提携も基本的に不可逆であり、それを解消するには相当アクロバティックな荒技が必要です。
日産の状況はわれわれにとって良いレッスンになったと思います。
https://newspicks.com/news/3787361/
日産は経営的危機になり、そもそも倒産していくはずだが、ルノーによって救済された。
その時点ではすでにルノーの子会社になり、いつでも吸収合併される。
来るべき時はやはり来る。
倒産するか、ルノーに吸収合併されるか。
西川が悪いのではなく、最後の一本の草をラクダに背負わせ、ラクダを倒す人と思う。