コンテンツ配信ネットワークのFastlyがIPOを申請
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CDNとしてはAkamaiが有名であるが、Fastlyもここ数年躍進している。Fastlyが好まれる理由は記事に書かれていること以外に、CDNをプログラマブルにコントロールできるからだ。例えば、間違ったコンテンツを配信してしまい、それをすぐに撤去したい(Take Down)したいことがあるとする。CDNを使っていると、世界中の隅々までにそのコンテンツが置かれていることがあるため、すぐには撤去できない。しかし、Fastlyはそのための機能も持っている。
CDNのFastlyがIPO。
日経電子版がここ数年でかなり早くなったのだが、その背景にFastlyの採用があったことなどが下記記事で出ていた。
ちなみに、Akamaiは売上約3000億円、時価総額約1.4兆円(実績ベースでEV/EBITDA15倍、PER40倍)。
https://newspicks.com/news/2715022CDN の概念を大きく広げたという意味で Fastly の功績は大きかったと思いますが、まだ導入しているのはごく一部のサービスの一部の機能のみ、という印象。
Fastly を使わないといけないほどパフォーマンス要件が高く、(普通の CDN と少し違うだけに)自社で使いこなせるだけの時間的・人的リソースを充てられる会社だけが率先して導入している状況で、記事にも書かれているように競合環境は激しさを増している。また CDN を活用したエッジコンピューティングのパイオニアだけに、技術的負債もそれなりに大きくなってきたのではないかなぁと思うので、後発を引き離していけるのか、これからが本当の真価を試される場面になりそうですね。