もしがん患者になっても「仕事を続けた」ほうがいい３つの理由（黒田 尚子）

コメント

注目のコメント

• 山田 悠史

  マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

  ・2019年04月21日

  仕事を続けるかどうかは個人の自由だと思いますが、仕事を続けたいという意志があるのであれば、がん患者になったことを理由に諦める必要は全くない、と思います。
  
  治療者の側から補足をすれば、以前なら長時間の点滴をしなければいけなかった薬剤が数秒で終わる皮下注射に、注射剤は飲み薬に、とがん治療の場が、入院から通院に、通院から自宅に、と変化を遂げてきています。
  
  がんによる症状、治療の副作用など、病気の発症前と全く同じ状態で暮らせるわけではないかもしれませんが、それでもなお、病気と付き合いながら、少し形を変えながら、それまでの生活を続けることが可能になってきています。
  
  お金という現実を語れば、がん患者さんと一般の方を比較すると、医療費の出費が治療後のがん患者さんでも一般の方の約2倍になるという報告もあり、仕事が経済的不安を緩和してくれるかもしれません。また、仕事、職場が治療中、治療後の精神的なサポートになりうると報告する研究もあります。統計や研究が全てではないですが、そういう選択肢を即座に捨てる必要はない、と思っています。
• Yui Koki

  抗がん剤治療は過酷で仕事のことなんて考えてる暇はない。その日を生き抜くので精一杯。