事業承継にオリックスが本腰、成否のカギは？

コメント

注目のコメント

• 鈴木 文彦

  大和総研 主任研究員

  ・2019年04月21日

  ファンドではない自己投資であることがポイント。焦らずじっくり成長を促すことができる。地銀も自己投資に取り組めば良いと思うのだが、規制上難しいだろう。同じことを考えていたにもかかわらず先を越されたと思った銀行員も少なくなかったかも。規制緩和の加速が期待される。
  
  ‪後継難企業、地銀の出資上限上げ検討　事業承継を支援：日本経済新聞
  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41708880V20C19A2MM8000/‬
• 留目 真伸

  SUNDRED株式会社 代表取締役 / パートナー 兼 株式会社HIZZLE ファウンダー / CEO

  ・2019年04月21日

  オリックスが取り組むということ自体、面白いですね。事業承継は一つの社会的な課題でもあるわけですが、ただ承継を進めるだけでなく、未来に向かってどのような事業としていくべきなのか、事業の本質の再定義に向き合った上で、必要なケイパビリティを組み込む形でトランスフォーメーションしていく必要があります。いずれにせよ新しい時代を見通していく力と事業構想力の求められる、チャレンジングな領域だと思います。
• 土居 丈朗

  慶應義塾大学 経済学部教授

  ・2019年04月21日

  事業承継の最大の障害と見られていた税制（相続税等の納税猶予要件）を取り除く税制改正が行われて以後、税制以外に事業承継が滞る要因を克服して承継にどうつなげていくかがカギとなる。ベンチャー企業に対して大企業がCVCで支援するのに似て、後継者難の中小企業を大企業がM&Aなどで事業承継を支援することが、もっと活発になってもよいだろう。
  事業承継に残された課題は、後継者だけでなく、取引相場のない株式等の評価や、創業者親族に分散した株式の取扱いをどうするかだろう。