ブレーキなどの検査不正 スズキ本社に立ち入り検査へ
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今朝からスズキの本社に立ち入り検査に入っています。メディアのカメラを引き連れていくことで、見せしめ効果も狙っています。スズキにはこの際、ウミを出して欲しいのですが、トラブルが起こるたびに絆創膏を貼る行政にも、再発防止策をしっかり講じてもらいたいものです。
私は先日、審査リコール課に「開発、生産で起こったことは市場措置でも起こる可能性がある」と指摘しておきました。
追補。
先ほど終わった石井国交大臣会見で、スズキのリコールと立ち入り検査についての質問があった。石井大臣は、「9月26日に徹底調査するよう指示していた。報告書の内容が適正かどうか、すでに4カ所に立ち入り検査した。経営陣に対して聞き取りを行うため本社に立ち入り検査している」と話しました。
大臣会見後、審査リコール課で話を聞いたところ、「鈴木修会長、鈴木俊宏社長にも話を聞く予定」とのことです。関連省庁の管理責任は?
未だに誤解されてる方が多そうですが、この不正は日本の車検制度における完成検査不正になります。
日本の道路交通法上必要な検査であり、製品品質とは別のものになります。(製品品質はこんなものでは担保できませんので、別のプロセスで管理してます。輸出車では完成検査は不要です)
そしてこの検査は国交省が実施しなければならない検査の代行業務にあたります。
つまり法令遵守の点でガバナンスが欠如してる事が問題。
また、ソレを全てメーカーにケツを持っていく関連省庁の態度に違和感があります。スズキの検査不正は褒められたものではないですが、ただ国土交通省が一体何を指導するのか?という事も不明なままです。検査不正により事故が起こったわけでもないはずです。従って業界にいる人なら、だいたい想像がつくわけです。メーカーは国土交通省に無理ゲーをやらされてると。法律通りになんてとてもできるわけがないというか、バカバカし過ぎるような無理ゲーがあるんです。多分、国土交通省の指導通りにできる実力?表面的行動力?があるのは世界ではトヨタだけだと思います。