LIXILグループの潮田氏「損失は瀬戸氏の責任」
コメント
注目のコメント
取締役退任にともなう会見の記事。
会見では潮田氏は定時株主総会後はCEO職は継続しない考えとのこと。リリースでは『なお、両名からは、現時点で、潮田氏においては代表執行役会長兼 CEO、山梨氏においては代表執行役社長兼 COO の各役職を辞任又は退任する意向は示されておりません。』とあったので、続けるのかと思っていた。山梨氏は執行を続けろという場合には続ける意向(①の一報の時点では上記のような書き方だったのでCEOとして執行は継続するのかと思っていた)。
一方、瀬戸氏は定時株主総会に向けて自信を含む取締役について株主提案をしたとのこと(②)。
Permasteelisaの業績についても、元々コンスタントに利益をあげていたとのこと。ただ下方修正リリース(③)ではPermasteelisaの過去業績は全く出ておらず「将来良くなります」の青写真だけ。
損益悪化プロジェクトについて見ると、プロジェクト期間が2016年以前から始まっているものが多い(瀬戸氏は2016年に就任)。プロジェクトマネジメントと能力の不足・低下が大部分の要因とされ、具体的には2015年に多くの熟練社員が退社したことや規模拡大志向が根本原因としてリリースのP8で挙げられている。
ただ、そもそも受注も大量退社も瀬戸氏就任以前。そのなかでもできることはあったのかもしれないが、リリースから伺えるファクトからだけでも、適正に経営が出来なくなったという潮田氏の見方の原因が、瀬戸氏以前の経営にあるように見えるのだが…
過去業績について、有報から実績の細かい業績推移は分からないが、非継続事業に分類されていて、2017年3月期は-61億円、2018年3月期は-118億円の損失となっている(それ以外に非継続事業があるかまでは調べていない)。
昨年は損失が増加したなかでざっと有報を見る限りPermasteelisaについては減損がされていないと思う。
①https://newspicks.com/news/3833759
②https://newspicks.com/news/3834908
③https://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1693259/00.pdf往生際の悪いとはこのこと。
グローバルカンパニーのリーダーだったら個人攻撃などせず潔く責任を取るだけでよいだろう。
元々そんな器でないことを自ら世間に知らしめていることすらわからないのかな。