アマゾン、中国ネット通販撤退へ 競争に敗れ
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Amazonの中国市場撤退の正式発表の報道によって、中国でも震撼が走りました。「え、Amazonって、まだ中国で事業していたの!?(とっくにいなくなったのかと思っていた)」と言うサプライズです。笑
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米調査会社によると、昨年のアマゾンのシェアはわずか0.7%だった。
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この数字からも、Amazonの中国市場での大苦戦が垣間見れます。AWS事業もアリババやテンセントのサービスがシェアの大半をとっており、巻き返しは難しいでしょう。
とはいえ、いくら業績が不振であったとしても、中国から主要事業の完全撤退を決意したことはAmazonの意思表示であり、大きな転換点です。インドやアフリカ、中東、ロシアと言ったECがまだ未発展の地域で、アリババが地場優良企業との投資やら政府との連携を強めていますが、そういった、Amazon色が強い欧米日市場以外の地域をアリババ、Amazonどちらが自分の陣地にするかで、EC界の真の世界的な覇者が決まっていくでしょう。答え合わせは5年後ですね。ついに正式発表がありました。
昨夜、現地報道の紹介という形で取りあげた( https://news.yahoo.co.jp/byline/takaguchikota/20190417-00122738/ )ばかりですが、翌日に正式発表という流れに。
中国サイト・捜狐によると、中国十三個所の物流センターを今後3カ月で閉鎖する予定とのこと。
キンドル、越境EC(海外製品の輸入)、AWS、全球開店(中国から海外への出品)などの業務は継続されますが、うち越境ECについては中国経済誌『財経』が今年2月にネットイースとの事業合併を検討と報じており、さらなる事業縮小の可能性も残されています。