【解説】どうすれば噂の広がりを抑えられるのか

2019/4/24
人は間違えやすく、流されやすい生き物だ。目の前にある出来事のインパクトに大きく左右され、本質を捉えられず、判断を誤ることが多い。
表面上の「結果」や「データ」しか見ずに物事を判断するのは非常に危険だ。ビッグデータを始め、データを重視する傾向の強まっている現代社会では、なおさら注意しなければならない。
さらにインターネット、とりわけSNSの普及により、情報伝達のスピードも格段に速くなった。「誤った捉え方」が「正しい情報」として広まりやすくなり、フェイクニュースを作り出してしまっている。
では、そもそもなぜ人間は流されやすいのか。第1回第2回に続き、先入観に流されず、物事の本質を理解するにはどうすれば良いのか。大量情報社会を生き抜く方法を考えていこう。

悪い予感はなぜ当たってしまうのか

ふとよくないことが頭をよぎって、そのことがなぜか実現してしまった、ということはないだろうか。
(iStock/taa22)