この連載について
NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
関連する企業
Apple is among the largest companies in the world, with a broad portfolio of hardware and software products targeted at consumers and businesses.
時価総額
380 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧
【本日公開】映画『オッペンハイマー』4つの必見ポイント
389Picks
【総括】シャープもついに大幅縮小、今こそ問う液晶の未来
213Picks
【快進撃】ルルレモン、売上高でスポーツブランド「3強」入り
238Picks
【総まとめ】大谷翔平の「水原一平問題」今後の展開は?
298Picks
【2分解説】日産が「新・経営計画」に込めた狙い
193Picks
【2分学習】添加物は悪?食品表示の「新ルール」を理解する
255Picks
【世界が熱狂】薬で「肥満」を治す時代に知っておきたいこと
319Picks
【3分でわかる】今さら聞けない「日銀マイナス金利解除」の意味
2334Picks
【本田圭佑 × 藤田晋】いま考える「日本の危機感とチャンス」
518Picks
【Jフロント新社長】百貨店の明暗を分けるのは若い富裕層開拓
333Picks
通信という、国家にとって安保上も産業政策上でも要の分野ゆえにここまでこじらせてはいるが、本来買う買わないは民間企業の判断という事もあるのだろう。はっきり言って一人勝ちだったファーウェイから3割高いと報じられているノキアやエリクソンへの乗り換えは、大規模投資ゆえにそう簡単ではないはず。
一方で、創業者が人民解放軍出身ゆえにデータが共産党に筒抜けに違いないというフワっとした憶測レベルの域を出ない状況であって、米国が喧伝する安保上のリスクについて、そのハードエビデンスはCFO電撃逮捕から4か月経つ今でも出ていないのだから、5G世界競争真っ盛りでもある故そろそろ皆が経済合理に傾くのは当然でもあろう。
ファーウェイはコツコツと実績や具体例を提示することで、まさにオセロをひっくり返すよう反撃。幹部のコメントからは余裕すら感じました。
日本の5G事業ではやや厳しい情勢ですが、交渉は続けているとのことで、ここから一発逆転があるか注目したいです。
同社の5Gテクノロジーに加えてそのコスト競争力から態度を軟化させる国が増え、水面下ではキャリアが続々とファーウェイを選んでいる様子が浮かび上がります。
ファーウェイ首脳が集まるアナリストサミットに、NewsPicksも足を運びました。東記者がレポートします。
「セキュリティ」に関しては、他の分野であれば「推定無罪」という世界が、このだけは「推定有罪」の世界であるため、レピュテーションリスクというレベルで、国家レベルで右往左往する。
「経済性」に関しては「背に腹は代えられない」(ないお金は出せない)という事情があるため、「確実な証拠もない安心を買うのに高額なお金を払いたくない」と合理的に判断する場合も多い。
今ある事実だけを考えると「Huaweiが国家と連携して不正を仕組んた証拠はない」ということになる。(公開情報をトータルで判断した結果)
そうなると、米国の影響力が及ばない領域では、多くの国や地域が「経済的な合理性」で判断することになるだろう。
この結果がどうなるか?は、2019年のスマートフォンの売上げ台数のデータを見てみればわかると言えるかもしれない。
政治的な懸念が払拭されれば、技術力やスピードではもはや他者を寄せ付けないレベルまで到達していることは明らかで、性能とコストの差が明確でセキュリティ懸念が感覚的なもので極小であれば、世界がなびかざるを得ないところまで来ていることをうかがわせるサミットでの誇示です。
米国と中国の貿易戦争は、知的財産の側面では次世代技術の派遣争いとなっている様相です。5Gはその中心にあるトピックであり、トランプ政権の動き、それに流されざるを得ないQualcommやAppleなどの米国籍の企業の動きに比べると、欧州も味方につけつつある中国、Huaweiの現実路線に対するしたたかさが際立ってくるかもしれません。
米国は4Gと対応スマートフォンによって情報通信のモバイルかを一挙に進め、これをインフラとしてアプリ経済圏を顕在化させ、FAANG(Facebook/Apple/Amazon/Netflix/Google)企業の飛躍的な成長や、Uberなどのシェア経済などを生み出してきました。5Gでも、エンターテインメント、ゲーム、自動運転、拡張現実、医療など、用途を用意し、その裏付けとしての次世代通信インフラを位置付けて行こうとしています。
中国のみならず、米国以外の企業は、インフラが素早く普及することは重要ですが、これを背景にしたビジネスやライフスタイル、これらをいかに生み出すかという部分が重要です。中国の場合、IoTやドローンなどの新しい分野の製造に強いので、インフラとスマホ以外の周辺ビジネスをいかに巻き込むか、注目しています。
アメリカに安全保障を依存している日本は、アメリカの言うことは絶対なので、状況は変わらず、Huaweiを排除すると想像します。
「実質排除だが、明言せず」
としている。
武士の国か。堂々とファーウェイを排除するんだと安倍政権は明言すべき。
来年、同じ会場で
「日本政府、ありがとう。ファーウェイ排除でわれわれは日本でも有名になった」と輪番の総裁からその一言を聞きたい。
また日本のメーカーはこの排除によって5Gの分野でファーウェイより投資が多く、国内外の市場を開拓することもでき、立派になってもらいたい。