【超図解】ファーウェイは「5Gオセロ」をひっくり返し始めた

2019/4/18
「アップルと、5G市場の成長のために競争していきたい」
4月16〜17日の2日間にわたって中国・深センで開催された、中国通信大手ファーウェイ(華為技術)のグローバルアナリストサミット。
その基調講演で、同社の胡厚崑(ケン・フー)輪番会長はそう余裕綽々と語った。
ファーウェイが毎年この時期に開催するサミット(経営戦略会議)だが、今年は米中新冷戦の渦中にあって、過去最大の680人の報道陣、アナリストが駆けつけた。
(Photo by Billy H.C. Kwok/Getty Images)
NewsPicks編集部も現地取材を敢行。中でも質問が集中し、特に注目度の高かったのが5G(第5世代移動通信システム)の分野だ。
果たしてアメリカから締め出しを食らうファーウェイだが、「5G覇権」という名のオセロゲームにおいて、徐々に世界をひっくり返しつつある状況が浮かび上がってきた。
これまでの5G覇権戦争のポイントを分かりやすく整理しつつ、ファーウェイサミットで語られた内容をお届けする。

拝啓トランプさん、ありがとう

「トランプ氏のおかげで、我々の知名度は大きく上昇した」
ファーウェイ幹部はNewsPicksにそう語った。