日本男性が"稼ぐ主婦"と結婚したがる理由
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たとえば夫婦で500万円ずつ稼いで世帯年収1000万円だと、
一人あたり
社会保険料:70万円
所得税:14万円
住民税:24万円
ざっくり手取りは390万円。かける2で世帯手取りは780万円。
旦那が800万円、妻が200万円(逆でもいいけど)だと
<800万円>
社会保険料:110万円
所得税:47万円
住民税:46万円
手取りは596万円
<200万円>
社会保険料:28万円
所得税:3万円
住民税:6万円
手取りは163万円
二人あわせて758万円。
差は20万円か、もうちょっと差が開くと思ったけど結構微々たる差だった。
他のパターンだと、年収1000万の手取りは720万円。年収400万の手取りは318万円、500万の手取りは390万円。夫婦で年収900万円だと、合わせた手取りは708万円。年収は100万円違うのに、手取りは20万円の差。
やっぱり一人で稼ぐより二人で稼いだ方が効率がよいことになるわけですが、良いのかこの税制(と社保)。逆に「稼げない主婦」と結婚したがる男性はいるのだろうか?
ちょうど橘玲「専業主婦は2億円損をする」を読んでいた
https://www.amazon.co.jp/dp/B077HWZQCM/ref=cm_sw_r_li_apa_i_g.RTCbFBW2TV5
曰く、
・専業主婦になると生涯年収を大幅に減らす
・賢い男子は専業主婦希望の女性と結婚したがらない
・女性は妊娠出産が正社員継続の壁になる
・結婚して子育てを外注(実家活用)がベスト
これらの主張は、頷けるものばかりだ。プレジデントウーマンの記事というところに少し驚き。
なぁんとなく、意図を感じてしまう。
…非正規雇用の男性は、正規雇用の男性に比べて結婚率が低いというデータにも、男性の生きづらさが現れているように思います。女性の場合、非正規雇用と正規雇用との間で結婚率に差が出てくることはまずないでしょう。この男女の非対称性が存在することが問題なのです…
これは男性の家事参加主体性率が大きく関わっていることは周知の事実なのではないかなぁ。
正規と非正規としたふんわりとした表現ですが、ここで問題にしているのは所得格差のこと。
統計を取ったことがないので、個人的観測でしかありませんが、稼ぐ女性で男性の所得を気にしない方は多い。けれど、彼女たちも家事に主体的参加をしない男性はノーサンキューです。(家事って自分の面倒を見ることがほとんどなので、成人で不参加はありえない)
そして、逆に稼いでいる男性・特に社長業の方で積極的かつ主体的に家事を担っている方は多い印象です。
家事育児業も立派な労働。会社でもその部門自体は収益を上げない部門がありますが、なければ会社は回らないし、外注すれば料金が発生します。そこと同じ。
共働きにするか専業主婦・夫にするかは、各家庭のその時々の考え。
結婚できるかどうかは、最低限の自分の面倒を見られるくらいの大人に成長しているかどうかの問題と思われます。(出来ないなら外注・委託。するなら料金が発生しますね)この辺りは教育の問題ですかね〜。
個人的には、1人に重責がのしかからない形が理想。そして、相手に何かあってもカバーしあえる環境。これは会社・社会の適応力にかかってきますね。
長くなったのでこの辺りでm(_ _)m