[ロンドン 15日 ロイター] - ペロシ米下院議長(民主)は15日、トランプ米政権が欧州連合(EU)に追加関税を課す方針を示したことで、米国がEUと連携して中国に経済的圧力をかける機会が失われたとの認識を示した。

ペロシ氏は英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで講演し、「合わせると世界最大の市場になる米国とEUが中国との協議で団結し、影響力を行使する屈指のチャンスがあると考えていた」と述べた。

その上で「EUは中国との摩擦緩和にある程度動いたため、(トランプ)大統領がEUへの関税措置に言及した際にわたしは失望した」と語った。