日本電産永守氏が語る「今の大学教育」への失望
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注目のコメント
全ての大学がこうなるべきというわけではないだろうが、モーターで稼いできたカネを100億も投じれば、これくらい思い通りの改革をしても許されるだろうと思う。
大学はカリキュラムも大事だが、学生が受験したいと思える、つまり集客力がモノを言うという現実がある。
"関東トップ私大の元学部長も「昔は企業が大学教育で余計なことをせずに『真っ白な』人材を出せと求めていたのに、(経済)成長が持続しない時代で企業が社内教育にコストをかけられなくなったからといって大学に人材育成の責任を転嫁している」と反論する。"
昔も今も企業の論理というのは勝手だなぁ。
結局は、近代の教育はほぼ産業のための教育でしかないんだなと実感。
京大でいうと、全学部生1万0171人のうち、工学部の学部生の人数は3860人(38.0%)で、他を圧倒している。この様な(↓)発言がまかり通っている時点で、思考停止な雰囲気を十二分に感じ取ることが出来ますね。
「昔は企業が大学教育で余計なことをせずに『真っ白な』人材を出せと求めていたのに、(経済)成長が持続しない時代で企業が社内教育にコストをかけられなくなったからといって大学に人材育成の責任を転嫁している」
そもそも、企業にとって都合の良い人材を排出することを意識している時点で、本来の大学の役割を見失っている感があります。一人の大人として、世界に羽ばたく素晴らしい人材を育てるのが大学の役割。企業に務めるのは選択肢の一つでしかなくて、これを唯一の答えの様に思っていては、たかが知れたアウトプットしか出せなそうです。ワンマントップの暴走を誰も止められないダメ組織の予感しかしない。
> 入学式で壇上に立った永守重信氏。当初10分程度を予定していたあいさつは、30分の熱い演説になっていた